シナプス療法は医学と工学の融合

力の増幅

これまで手技療法には100年以上の歴史があり、様々な方法がとられています。指圧がいちばん有名ですよね。伸ばしたり、関節を矯正したり、というのもありましたが、一時的な刺激、、要は押すというのが1の刺激としたら、押したら1の刺激が入っていくのですが、ここに10の刺激を入れようとしたら、10倍強い力を入れないといけない、というのがこれまでの医学だったんですね。
リハビリもそうです。筋肉ですので、10倍強く押したら、痛くて筋肉痛になってしまうとか、組織が壊れるということもありました。

シナプス療法では、もともと外から与える力は1のままなんですが、1の力のまま増幅させるというレーザー技法を手技療法の中に取り入れたのです。

※レーザーの原理)
レーザーをイメージしていただくと、例えば懐中電灯の光というのは数メートル先までしか届きません。あの光の中に鏡を入れ、光を何度も往復させて増幅させることで、レーザーポインターであれば、100メートル先、200メートル先まで届かせることができます。
最近では、プレゼンテーションで広い会場でしたら数十メートル先にレーザーポインターで光をとばすことができます。スタジアムなどでも、一時期話題になりましたが、客席から選手に向かってレーザーを飛ばして目に当てるとか、増幅されることで、同じ光なんですが、より強く遠くまで届かすことができます。

※シナプス療法におけるレーザー原理の応用)
どういう風にやっているのかと言いますと、2つの手を使います。片方の手を使っているだけだと1の力しか出ないんですね。これが両手を使って、力の向きと場所を揃える。1と1を重ねると2になります。少しでも軸がずれると、ただの1と1になってしまうんですが、ピタッと揃えると、実はここで増幅という現象が起きて、2、3、4、5と。1秒間とか押しっぱなしのように見えるんですが、ここで力が溜まっていくという、レーザーと同じような技術を入れたのがシナプス療法の特徴となります。

医学と工学を掛け合わせた
新しい技術の誕生

私自身はもともと、新型のレーザーを作ることを専門でやっていた時期がありまして、増幅というのは、かなり有用な技術というのはわかっていたのですが、手技療法に取り入れるのは、難しいかなと思っていました。
しかし、神経の仕組みというのが、電気信号のやりとりというところから、電気の信号のやりとりをしているなら、増幅ができるのではないかという発想で、最先端のレーザー技術と手技療法という古典的な技術を掛け合わせた、つまり、医学と工学を掛け合わせた新しい技術が生み出されたというのが今回のシナプス療法になります。